【愛−恋=?】
私の「愛」はひたすら、あなたと、あの人と、君を、見守るべきもの。見返りもなにもいらず、ただあなたたちが幸せであることを祈る大きな…大きなもの。
誰といようが、誰と添おうが、誰を愛し、子を成し、
生きてさえいてくれれば、私はずっとあなたたちを愛していられる。それだけで、私は幸せなのです。
…けれどそのぶんの喪失は激しく、たとえばあの人が亡くなったとき、私にはその時の記憶がない。ただひたすら泣いて、泣いて、毎年泣いて、そうして喪失の大きさを再認識するのです。
それでは私にとっての「恋」とはなんだろうか…?
私には愛の一歩手前。あなたに振り向いて欲しくて、君に気づいて欲しくて、おしゃれをして、可愛く振る舞って、互いの幸せを求めあげた双方向。恋と恋で恋人ならば、私はあなたの恋人になりたかった。そして私と君は恋人だった。…結局どちらも駄目だったけれど、私の「恋」はそこで終わらなかった。
私の「愛」は大きすぎて、多少の「恋」がマイナスされたとしても、なんの意味もないことだったから…。
愛−恋=? そんな数式なんか私に存在しないわ。
あったとしても、私にとっては【愛−恋=それでも愛】、でしょうから。無意味なものでしょうね。
10/15/2025, 2:58:33 PM