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気がつくと風が強さを増していた
重たい風が木々を揺らす

いつもなぜ風の弱いうちに
行かんとせんのだろうか

そうだ私には未来が見えない
だから見ようともしなかった

見えないのなら考えるだけ辛いと
私は心を空っぽにしてしまった

そうやって毎度失敗をして
自分に落胆し周囲に落胆させた

たとえ嵐が来ようとも
ここにとどまれはしない

困難に苛まれ間に合わねども歩くしかないのである
何もない道を

7/30/2023, 8:54:25 AM