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人生に一度は、どこに着くか分からない電車を
終点まで乗ってみたいなと思うときがある。

そして、終点まで乗って着いた場所を探検したい。

私は、そういうことをするのがとても好き。

友達と行くのではなく、1人で自由に行きたい。
音楽を聴きながら景色を見て、電車に揺られたい。

これらの想像は私に限界が来た時によく思うこと。

「変だと思われないようにしなきゃ」

私はこれを意識する度、とてもストレスを感じる。

多様性を認めようと言う割には、みんな必死で
自分の他とは違う個性や、真の意見を隠す。

みんな自分を抑圧する。
みんながするから、みんなと逆に正直に振る舞えば
なぜか浮いてしまう。

どうしてこんなのが出世術なのか。
こんなののどこが出世術なのか。
こんなので出世してどうなるのか。

どうして周りに合わせるために
個性を抑えないといけないのか。

自分に正直に生きただけで
どうして自分の居場所がなくなるのか。

心からこの出世術を使う私を美しくないと思う。

身の保身のために、私が美しくなれない出世術を使う
屈辱とストレスはとても大きい。

その出世術から逃れるために

たまに

私のことを1mmも知らない人達がたくさんいるところへ
どこ行きか分からない電車を終点まで乗って、
どこか分からない場所で誰の目も気にせず、探検したい。

と昔から思うことがある。

一時的な解決でしかないし、
時が経てば、また、出世術を使わなければいけない
元の場所へ帰らないと行けないから
もっといい方法は無いものかなと日々考える。





8/10/2023, 10:59:08 AM