願い事寝ぼけ眼を何度も擦り上げ夜明けを待つ。貴方はこない。逢瀬はありえないと知りながら。ひらひら揺れる笹、七夕飾り。ハラハラとこぼれる心、感情。蒸し暑くてじっとりした風が頬を撫でる。吹き出る汗では、こんな体では、手では、顔では、貴方を引き止められない。ここにいない貴方。もう会えない貴方。私以外を選んだ貴方。願いは醜い。貴方だけが、幸せでありますように。
7/8/2025, 6:05:50 AM