不特定多数

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太陽

あの人を言葉で表すと、太陽だった。
みんなを平等にあたたかく照らし、その光の下にいれば何からも救われるような気すらする。
誰かが光のあるところには影があると言ったが、私の知る限り、あの人自身にはそんなものはなくただひたすらに、光であった。
そして、太陽は一人でも輝くことができた。私が、誰かがいなくても。
その強い光が眩しくて、耐えられなくて。
私には遮光板越しに見ることしか叶わないのです。

8/7/2024, 3:22:11 AM