あめ

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あなたがその花を好きなだけならそれを引き抜く。だが、もしあなたがその花を愛しているなら、抜かずに水をやる。

というような話をブッダだかソクラテスだかがしたらしい。(でも実はどちらでもないらしい)

抜いてでも手元においておきたいと思うのは何でだろう。焦点あわせて見ているところが自分の心だけだからか。

植物に関する愛の話で好きなものもう一つ。星の王子さま。

わがままだけどとても愛して世話をやいていたバラの花。それを残して他の星に来た王子さまは言う。
夜空の星々がきれいなのは、あの中の何処かに自分のバラがあるからだ。

愛して手をかけてきたけど、仲違いして遠いところまで離れてしまったバラの花。
摘んではいけない愛の花。

愛と同じ顔をした、ふたつの恋のお話。


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【1】愛情

11/27/2023, 2:02:21 PM