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最悪の日々の中で最善の手を探る。
可笑しな言葉だがどうやらそれが人の世の常らしい。

誰しも傷みを抱えているが、それゆえ歩みを止められない。誰かにとっての愚鈍な手が、誰かにとっての最善手であるのはままあることだ。

そうした中に関わっていかねばならぬときは最悪だが、最悪自己とは異なる他者を知れたのならそれで良い。
我々は盤上で勝負をしているわけではないからな。
収まるところに収まれば、それで良い。

『最悪』

6/6/2024, 2:37:48 PM