「最悪の贈り物」何もかも失っても、手放せなかった。あの人からもらった、言葉。それは原動力でもあるけど、呪いでもある。二度と会うことが出来ないのに。私はあの人を探してる。あの日の言葉を確かめたくて、それに縛られて生きている。すべて燃えてしまえばよかったのに。思い出の物だけではなくて、私を縛り付ける鎖も。次に逢うとき、私は自分の生き方を恥じないでいられるだろうか。あの人が天に還ったことを、いまだに認められないでいる。────永遠の花束
2/5/2025, 7:28:36 AM