冷
「殺された」みたい。
という表現が一番しっくりくる。
長い時間が経ったから、あんなふうに思い込んだだけ。
感情が混ざり合っているというなら、それは私にとって大きな波だ。
いったいどこ?
本当の貴方を知らない。
知らないことの愚かさを知ってしまった。
知らないことの幼稚さを知ってしまった。
見て見ぬふりと綺麗な霧は、大切なことまで隠してしまう。
私にとって、一番大切なモノはなに?
私が一番大切であるべきなのに。
もしも本当なら、とっくに貴方に会えたはず。私が悪いから?
いいえ、違う。私は私だった。
酔わないと自分を保てないほど、閉鎖していたんだ。
貴方を見ると、いつからか「殺された」
という感情が浮かんで、懐かしかった。
愛おしかった。悲しかった。怒ってた。
そして最後に、嫌ってた。
それがわかって何になるのかしら。
どこからどこまでもわからなかったから、まあいいか、とだいたいは片付けられてしまいそう。
だけど、だけどだけどどうしたらいいの?
8/15/2024, 2:44:10 PM