狭い部屋目を開けると飛び込んでくるのは白い天井。狭い部屋にあるのは自分が身を預けているベッドと自分と繋がっているいくつかの計器。吊るされた薬剤のパック。安静を命じられた身体は、拘束されている訳でもないのに繋げられたチューブ達に縛り付けられているよう。静寂の中、機械の音だけが規則的に響く。世の中から切り取られたこの狭い空間。いつまでもこんなところにいると、悪いことばかり考えてしまう。自分はいつ、この部屋から出られるのだろう。
6/4/2023, 12:00:51 PM