それは空に恋をしたようなものだった。最初から絶対に手が届かないと分かっていたから。その想いは自覚した瞬間に諦めなければならなかったが、それですぐに忘れられるわけもなく、時間が癒してくれるのを待つことしかできない。空っぽになった恋は未だにその形骸を留めている。
7/7/2025, 12:20:25 AM