うね

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'25年4月24日 巡り逢い

先日、小さな本屋さんで買った本の作家さんは芥川賞を受賞した後、早くに亡くなられていて、発表された作品の数も少なかったの。
私が初めて知ったのは、亡くなった後で出版されたエッセイ集。
ファッション誌の本を紹介するコーナーですごく面白いと書かれててなんか気になったんだよね。
たまたま出掛けた先の大きな本屋さんでそのエッセイ集を買って読んだら、本当に面白かった。
それから作家さんについて調べたり本を探していたら、例の小さな本屋さんにたどり着いたの。
その時買ったのは新人賞を受賞した小説。
店主さんと話してて芥川賞受賞作品は当時のものはもう買えないけれど、たしか重版されてるはずだと。
今も新品で買えると思うから大きな本屋さんに行くことを勧められたの。
そんなことを頭の片隅に置いたまま日にちが経って、つい昨日のこと。
お昼休みに急に思いついて図書館へ行ってみたら、あったの。
あの作家さんの芥川賞受賞小説。
単行本を開いて奥付を見ると
「発行…2010年7月25日」としか書かれてなくて初版本だったの。
これこそまさに巡り逢い。
この感激はなかなか味わえない感覚だったな。
早速借りてきて昨日から読み始めてる。
サクサク読み進めたいくらい面白いけど勿体ない気もするから、大事に丁寧に読むことにするよ。

4/24/2025, 12:09:41 PM