どうしてこの世界は
人はとかく、どうしてこの世界は…などと嘆きがちだ。
かつての私も、そうであった。
理不尽なことに、一喜一憂していた。怒りさえ、沸き起こることも多かった。
人生の折り返し地点と言うのだろうか…、50歳を境に少しずつ自分の中で変化が生まれた。
「五十にして天命を知る」とは、いささか大袈裟であるが、まさにその境地なのである。
人生山あり谷あり谷あり谷あり…だった私を、一番身近な娘や息子(旦那様はおりません)孫までもが、日々をこの世界を色鮮やかな景色に変えてくれた。
勿論、人任せばかりではないことを、少し付け加えさせて頂きたい。
心理学の本を図書館で読み漁った。Youtubeの「はもしょう」さんのチャンネルを観させて頂いたり…日々の新聞のコラムで様々な発見があったり、偉人の話しに感動したり、自然のありがたさを近所に咲く野花を愛でてかんじたり、水道を捻れば水が飲めるという日本の優秀なインフラに感謝したり…数え上げればきりがないのである。
明石家さんまさんは、「生きてるだけで丸儲け」とは名言過ぎる。
さんまさんは近親者を亡くされた苦労人。器が大きいのだろう。(私とは大違い(泣))
この世界は、戦争や貧困に苦しむ方々が現存するいたたまれない世界でもある。
学校や友達、先生や親兄弟…仕事や仕事仲間、SNSでの繋がり…嫌気がさす日々も多いかもしれない。
そんなとき、ちょっとだけ角度を変えて、好きな曲を聴いたり、好きなアニメや漫画に没頭したり、映画館に足を運んでみたり、Youtubeで面白い動画を観たり、良書に触れたり、コンビニで甘いスイーツをひとつ買ったり、ジャンクフードを思いっきり食べてみたり、バナナジュースを作って飲んだり、好きな楽器があれば演奏したり、楽器が無ければアプリでピアノやギター様々な楽器を奏でたり、大声で流行りの歌を唄ったり…。ただただ眠ったり…。
外を散歩したり。
空を見上げれば、どこまでもどこまでも広い。木々も風も季節を運んでくれる。どうしてこの世界は、こんなにも素晴らしいのだろう。
宇宙空間を即感じたい方には、プラネタリウムをおすすめしたい。
私がそうであったように、どうか1人でも多くの方が、どうしてこの世界は…と俯く日々がなくなりますように。
心からのエールを…。
6/10/2025, 12:50:13 AM