最初はいつだっけ?
守ってあげたいって思った女の子だったんだ。
ろうそくの火みたいに儚くて、消えちゃいそうで心配だったんだ。
彼女の勤め先も治安悪いしね。
でも聞いてみると、彼女はその〝悪い人たち〟に大切にされている子だった。
俺が心配する必要がなくて、少しだけ距離を取ろうと思ったんだ。
それなのに。
深夜、壊れた乗り物の前で途方にくれていた俺の前に来てくれたのは彼女だった。
凄くびっくりしたよ。
俺は職場の先輩にしか連絡してないんだ。
真っ暗の中にあるのは街頭だけで、真冬の寒さは、より独りを痛感させる。
そんな時、該当の下に笑顔の彼女が修理道具を持って現れた。
びっくりしたよ。
そりゃびっくりしたんだ。
「私に任せてくださいよぅ」
頼もしすぎる言葉も、君が来てくれたことも嬉しくて、胸が高鳴ったんだ。
おわり
六七二、胸が高鳴る
3/19/2026, 1:33:52 PM