指輪を外して、あなたの横顔を見つめる、、
無理して見つめてたんじゃない
楽しかったから。
鏡越しに見る、その手放された時間は、
もう、僕が拾っても返す場所がない。
それならば、僕も拾わない
新しい時間へも移行せず過去を捨て
今を生きる。
以前から、時が止まれば良いと思っていたふしがあったので、そうなっても驚かない
今、僕のいるところは何年で、どこだろう
電話はかろうじて、通じるが
相手が、未来か僕が過去か今は知らない。
挽きたてのコーヒーを飲んで指輪を見つめる。
みんな、また旅に出た。
美しかった世界へ。
僕の部屋は、テレビから流れる激しい英語と
パソコンのキーボードのサクサクした音しかない
今日は気分が穏やかだ。
ランタンは、不運を飛ばしてくれるのか
感謝し、祈っていると
君が現れて涙を浮かべる。
そんな時はお酒を、片手に時を待つ。
君と会うためだけに、祝杯しよう
そうウソをつきながら、
僕は大切なお酒を捨てた・・・。
11/24/2025, 4:53:45 AM