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その時、砂のお城が壊れた。

一瞬、キラキラと輝く余韻が

広がった。

それは、何度繰り返されただろうか。

そして、その度に君は残念そうに、真空に漂う

消えたお城を探していたね。


しかし、僕は内心とても満足していたのだ。

昼から夜、夜から昼に

燃えるような

刹那の煌めきがあるから

それは、尊く、美しい‥

7/6/2023, 6:29:55 AM