トト

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今日は祝日、天皇陛下の誕生日だとか。

天皇家の祖神は天照大神で、今もなお、生きて世界を照らし続けて下さっているらしい。ありがたいことである。

私は落語ファンなのだが、桂米朝が大好きだった。(故人です)

その米朝が最も影響を受けた人は誰かという質問に対して「チャップリンです」と答えている。

桂米朝は若手の頃から上方落語界で大事にされていたし、東京の落語家達も大切にし目を掛けられてきた。当時まだそうそうたる名人、上手が生きていたのに、彼らを差し置いてチャップリンと答えたのである。

米朝も、苦しい時、チャップリンを観て笑ったのでしょう。

チャップリンの幼少期は悲惨だったようで、芸人夫婦の間に生まれるが、父はアルコール依存症ですぐに他界し、母も精神病院に収容されるほど消耗していた。

極貧生活の中で、けれどチャップリンは笑いを探し求めた。どんなに過酷な生活にも、笑いがあれば人は救われ、安らげるのである。

チャップリンは喜劇王の称号を得たが、彼の映画は反戦主義だというので国外追放の憂き目に遭う。酷い話しだが、時代の流れは恐しい。

さらに時代が流れて名誉回復したチャップリンは『ライムライト』を作った。

その中の私の好きなセリフは、

「星に何ができる?何もないさ。ただ居座っているだけさ。 そして、太陽、28万マイルの高さから炎を放っている?それがどうした? 資源を無駄遣いしているだけさ。太陽が考えるかい?意識があるかい? ないさ」、だけど君にはあるんだよ。」

チャップリンは太陽のように皆を笑わせ続けた。

でも、太陽に対しては罰当たりな発言をしていたようだ。

2/23/2024, 3:46:41 AM