喪失感
誰かが亡くなると言う体験を私は、
初めて経験した。
遠い親戚のお葬式には、出た事がある
けれどその時も充分悲しかったけれど
今 自分が一緒に住んでいる身近な人が
亡くなると言う体験を私は、初めて去年の
冬体験した。
それは、私の母だ。
いつも一緒に居た人が次の日には棺の中に
入れられ我が家に帰って来た
まだ棺の中に入れられてるだけでは
実感が湧かず ただ眠っているだけの様に
感じた。
お通夜や告別式が始まるまで色んな人が
棺に入った母に会いに来た。
母のお友達の人や身内の人
職場でお世話になった人や近所の人
母にこんなに交遊関係があったなんて
私自身知らなかった。
生きている時は、憎まれ口を叩き
怒られた時は、子供っぽくいじけて
母に簡単に死んじゃえと言っていた時も
正直ある。
でもそれは、本当に死ぬ訳じゃないから
ただの売り言葉に買い言葉だった。
明日の朝になったら喧嘩していた
もやもやも忘れて簡単に元に戻る
そうしていつもみたいな朝が訪れると
普通に思っていたからだ....
人間は、嫌人間だけじゃない生き物は
遅かれ早かれいつか死ぬそれは、分かっていた。
いつかそんなことが起きるとは頭では
分かっていた。
けれどもそれは、今じゃないと
もっと もっと先だと思っていたのも
事実でそうして私は、母を失って始めて
親孝行らしい孝行をしていないと気付くのだ.....。
ごめんねお母さん 思えばして貰って
ばっかりだったね....
今更遅いけど色々ありがとう
生まれ変わったら今度こそ
幸せになってね!
馬鹿な貴女の娘より
9/10/2024, 10:30:04 AM