貴方の口癖は、「たまには」だった。
「たまには、あそこの道から帰らない?」
「先週もそこ通ったし、それにその時迷子になったの忘れたの?」
「今度こそ大丈夫だって。最終的にはたどり着けたんだから」
貴方はいつも通る道から外れて、あまり見慣れない小道を進んでいく。
私はため息をつきながら、ゆっくりと貴女の後ろをついていった。
「たまには、いつものように過ごすのも悪くないと思うけどね」
「じゃあ明日はそうしよう!たまには、それも悪くないね」
たまには、たまにはって、うんざりするけれど、貴方との刺激的な毎日は、私にとっては宝物だった。
3/5/2026, 1:04:19 PM