特別な夜花火が夜空を彩り、出店の灯りが煌めく今日だけは夜ふかししても大人たちにしかられない子どもたちは友だちに声をかけて思い思いに夜道を駆けるその様子を眺めながら僕はひとり山頂の鳥居を目指すやがて喧騒も遠ざかっていって花火の音だけが規則的に、時折不規則にリズムを刻むそうして誰もいない鳥居に到着すると白い君が静かに振り返る今日は僕にとってはみんなと違った意味で特別な夜なんだ今年も、会いに来たよ
1/21/2024, 10:56:58 AM