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眠りにつく前に

1日の終わりに眠りにつく前には、今日一日のことを振り返り、嫌だったことよりもなるべく好かったことを想出したい。嫌だったことからも頑張って好かったを見つけ出し、見つけ出せた自分を褒めてやり、批判や否定よりも賛同や肯定をして、共感は出来なくても理解をし批難よりも弁護する人でありたい、そうすれば1日の終わりに「有り難い」と感謝して眠れる気がする。

「有り難い」とは、「有り得ない」めったにない貴重なものだということらしく、「有り難い」「ありがとう」は、めったにない勿体無くも、貴重なことへの感謝ということなのだろう。

小さな感謝を見つけ出し、有り難いと感謝し、「ありがとう」と言って1日を終える、その細やかな1日の繰り返しが、きっと幸せにつながり、何時か永遠の眠りにつく時に、その小さな好かったが永遠に変わるのだと思っている。昨日の続きになるが、永遠とは「死」であろうと私は考える。

ひとつの我の人生が終わります、時間も空間もアントニ厶が見つからない罪も善も痛みも苦しみも悲しみもそして喜びも愛もその瞬間で止まり、永遠になる。生きたそれまでの想いが止まり、永遠に年を重ねない重ねられない。
年を重ね前に進むことはない、その想いは永遠となる、それが「死」という永遠の眠り。

ならば、やがてその避けられない永遠の眠りという死が私にも訪れる定めならば、出来るだけ目に映るものを肯定したいのだ。

それでも間違いを探して鬼の首でも取ったみたいな子供っぽい人や、文句や批判批評をして偉くなった気でいる学者センセーたちを批判したくなる時があって、人に差した人差し指自分に差すことで笑う日もあるのだけれど、そういう日が多いのだけれど、それでも私は、最後は眠りにつく前に、感謝して終えたいから、なるべく正しいや正解ではなく、正しくない間違いでも、愛しく楽しい有り難いものを見つけ、その力に感謝して眠りにつく、死という永遠の眠りを迎える時もそうでありたいと思っている。

私の永遠へと続く道その1日の終わりには、眠りにつく前に「ありがとう」と手を合わせて眠ります。

 「世情」

世の中はいつも 変わっているから
頑固者だけが 悲しい思いをする

変わらないものを 何かにたとえて
その度崩れちゃ そいつのせいにする

シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく
変わらない夢を 流れに求めて
時の流れを止めて 変わらない夢を
見たがる者たちと 戦うため

世の中は とても 臆病な猫だから
他愛のない嘘を いつもついている

包帯のような嘘を 見破ることで
学者は世間を 見たような気になる

シュプレヒコールの波 通り過ぎてゆく
変わらない夢を 流れに求めて
時の流れを止めて 変わらない夢を
見たがる者たちと 戦うため…

     
         作詞 中島みゆき


私に死が訪れて やがて私の、時が永遠に止まっても その想いは永遠に…。


令和6年11月2日    

               心幸

11/2/2024, 1:58:38 PM