私は、あの日に思いを馳せることしかできない。
当時私はまだまだ子どもで、記憶には何も残っていない。
親から語られる当時の話をきいてどこか他人事のように思う。
それでも決して風化させてはならないのだ。
天変地異、人の力の遥か遠く及ばぬところで、神は災いを起こす。
人間なぞほんのちっぽけな存在なのだ、そう言われているようで。
嗚呼傲慢な人の子よ、ゆめゆめ忘れるでないぞ。
この世にはどうにもならないことがあるということを。
そしてそれは、手と手を取り合って修復していくしかないということを。
1/17/2025, 12:54:02 AM