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王様ゲームとポッキーゲーム。

「王道だね」と困ったように微笑む先輩

あと少しで唇が触れてしまう、心臓が飛び出そうでどうしようかと思ったその時
「噛んじゃった」
先輩が困ったようでどこか意地悪な顔をして笑う

一人舞い上がって馬鹿みたいだ。


帰り支度をして偶々先輩と二人きりになった、その瞬間
「ごめんね」
柔らかくて、ポッキーの味がした。

たとえ何かの間違いだったとしても、あの唇の感触とポッキーの味だけは忘れられない。

4/22/2022, 1:50:48 PM