君からのLINEが来ることは二度とない。なぜなら人生で初めてブロックという機能を使ったのだから。
「そもそも仲が良かったのか?」と聞かれると疑問が残る。ただ通っていた塾が同じで、志望校も同じで、通学路が同じだっただけの存在なのだから。それでも珍しい同姓だということで会話だけはしていた。とはいえ遅かれ早かれだったとも思う。だって合わないなと思うことや苛立ちを覚えることが定期的にあったのだから。
「指摘すれば良かったのに。」とは言わないでほしい。だって私は日和見主義なのだから。自分から争いの種をまくなんてよほどのことがない限りしようとは思わない。だから嬉しかった。君から「絶交しよう。」と言ってきてくれたことが。これで君と私は赤の他人、言葉にするだけでどれだけ楽になったことか。
思うところがないわけではない。LINEの友達がそんなに多いわけではない私からすれば少しだけ残念な気持ちもある。でもそれ以上に関係を修復した後の精神的負担の方が大きい、それは紛れもない事実だ。だからさようなら、私にとって他人なキミ。
9/15/2024, 4:28:43 PM