Kotori

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今日は天気がいいので、朝、音楽を聴きながら近くの公園で気分良くウォーキングした。

帰りがけにコンビニに入ったら、すれ違った背の高いお兄さんが突き刺さるような鋭い眼差しをこちらに向けたあと、急いで目をそらして出て行った。

え、なに?

店に入ったら小さい子連れのママや、太ったおじさんや、ちょっと腰が曲がったおじいさんまで一斉にこちらを見た。
みんな鋭い眼差し… そしてすぐに目をそらす。

私の服装が何かおかしい? ガラスに映った姿に別に異常はない。

レジで対応してくれた店員さんだけがなぜかとてもにこやかだった。営業スマイルを越えて、なんだか声をあげて笑い出しそうなのをこらえてる感じ。

やだ、この店こわい。何か誤魔化してる?
お客も店員もグル?
店ぐるみで犯罪が行われている!?
元々暴走気味の私の妄想力に火がついてボウボウ燃え上がる。

走るように店を出たとたんに気がついた。

スマホと接続してたイヤホンのブルートゥースがいつのまにか切れて、私のバックから大音量で音楽が鳴り響いていたのだ。
もしかしたら、家を出た時から、ずっと。
漏れていたのが、たまに聞く昭和のアニソン集じゃなくて古い洋楽だったのがせめてもの救いだ…
あぁあ。

(フィクションではありません。お題が「鋭い眼差し」の日にこんなことが起こるって、どういう偶然?)

10/16/2022, 6:34:31 AM