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暗夜に響く足音。とんねるの中だと特に響き不気味さを感じさせる。誰も居ない筈なのに、背後から何かに追われている様な心地さえしてきて次第に歩く速度が早くなり、そろそろ抜けるであろう頃には光へと向かって駆け出していた。
抜けた先には仄かな灯りが点々と、街並みに沿って灯っていた。其れが自分には救いだったのか、背後から感じていた何かはすっかりと消え去って、後には何も残らない。

7/8/2024, 7:40:50 PM