日樫

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遠い日の記憶

暇な日常生活を送っていると、毎日が同じことの繰り返しで特別記憶に残る事がない。

だから遠い日の記憶であっても、ついこの間のように思い出してしまう。
それが特別な記憶だったならなおさら執着してしまう。

ただ学生時代の記憶はあやふやだ。
学生の毎日は目まぐるしく変わるから、特別な記憶が上書きされていく。

楽しいことも嫌なことも辛いこともたくさんあったはず。それなのに覚えているのは、友人関係で悩みすぎて犬の散歩途中に道端で吐いたことだ。

あの頃は面倒だったけど、悩む程度には友だちがいたんだな。
いまは悩む友だちもいない。

あの頃からやり直したら、私の人生はなにか変わるだろうか。

7/17/2023, 12:56:03 PM