陽 菜 美

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「それでいい」

VOISING様等を使った話しになっています。苦手な方はプラウザバック推奨します‼️










自分はあとちょっとしか生きれない。
というかあと1日しか生きれない。
自分は誰もお見舞いに来てくれない病室に取り残されていた。
親は子供の頃に事故で死んだから来てくれる訳も無く、友達にも伝えてない。

一緒に活動してきたメンバーにはさっき
「突然ごめんね。〇〇病院の〇〇〇号室にきてくれない?」とラインを送った。

そろそろ来る頃だろう。

5分後、病室に4人が来た。
寝たきりの僕を見て、優しそうに、でも何処か悲しそうな顔で見てくる奴、「大丈夫?」とひたすら聞いてくる奴、自分に抱きついて大泣きしてる奴、「何があったの?ねえ、どうしたの?」とテンパってる奴。
そんな4人だけど、そこも君たちらしくて安心した。

落ち着いてきた頃に、自分はそっと話始めた。

「実はさ、自分あと1日も生きれないんよ。もう小さい頃から余命決まっててさ、脳の病気なんやけどね。本当はもっと早くに言うべきやったんけどさ、全員が本気だからこそ活動に影響与えたく無かったし、何より心配掛けたくなかったんよ。
去年の夏に倒れて救急車で運ばれたやん、そんときも自分の持病のせいやったんよね。

本当に黙っててごめん。
自分のことは脱退扱いにしていいからこれからは5人じゃなくて4人で活動してくれへん?
ほんまにこんな自分でごめn」

ごめんと言い掛けたとき、突然ビンタされた。いきなりビンタしたかと思えば
「ふざけないでよ。
💫🎨が居なきゃ🌟じゃないよ。誰が俺たちの曲作ってくれるの?誰がボケ続ける俺らにツッコんでくれるの?
何が脱退扱いにしてだ。そんなこと出来るわけないし、脱退扱いするわけない。
3年間も一緒に活動してきたじゃん。そう簡単に出来るわけないよ…。
少なくとも俺たちは💫🎨の事が大好きだし、大切なメンバーで大事に思ってるよ。」

と言ってくれた。
叩かれてジンジンしている頬にそっと生暖かい涙が零れた。
さっきまでテンパってた奴らも皆んなボロボロと涙を流している。
そこで気づいた。
「それでいい。これでいい。なんて思ってた自分はなんて馬鹿だったんだ。自分はこんなにも大好きなメンバーが居て、愛してくれる家族同然のメンバーがいたのに」
と思い、少し申し訳なくなった。

その日はずっと、3年間の思い出を思い出して泣いたり、オリ曲歌ったりしてメンバーと一緒の時間を過ごした。

それから同じ会社の仲間も皆んな来てくれてその人たちも一緒に泣いてくれた。

皆んなに囲まれながら、メンバーと手を繋ぎながら
「…きっと自分は世界で一番愛されていて…世界で…一番幸せ…に…死ねる。あん…まり早…く…こっち…に…来るな…よ。いままで…本当…に…あり…がと…う…」
と呟きそっと深い眠りについた。
長かった様で20年ちょっとしか生きてない短い人生だったな。



注意‼️
Starlight Polaris様を代理にさせて頂きました。殆ど妄想です。
少しだけIrregular Dies様、SIXFONIA様、Chrom◁▶︎Reverse様を連想させる文を書きました。(英語の綴りが間違えていたらすみません。)

4/4/2024, 3:36:32 PM