味醂風調味料

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下校中の暑い夏の1日、アスファルトから立ち上る熱気と強い陽射しを浴びながら、クラスが離れた君と歩く道。
授業で出た課題への愚痴、部活での失敗、新しい友達の面白かった話、SNSで見た新作コスメ。
話題には事欠かないのに、少しばかり感じる疎外感。
友情が不滅だとは思わない、些細なきっかけで変化することもあるだろうと理解もしている。
けれど今は、今だけは見ないフリをすることを許してほしい。
こんな気持ちから目を反らして、話を合わせて笑ってみせる、情けない私を許してほしい。
明確には出来ない、でも現状を受け入れきれないまま明日もまた君と道を歩く。

7/25/2023, 4:47:49 AM