るに

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自信も決断力もない私は
己の礼儀だけを守って
これまでをやってきた。
ある人に出会って
育ててもらうまでは。
人気のない神社。
しんとしていて
風当たりがいい。
行き場のない私にとって
楽園そのものだった。
人がいないから
礼儀も自信も決断力も
何もかもいらない。
人を辞めれる気がした。
ある時
猫目で白髪の綺麗な少女が
神社にいた。
人がいるところを初めて見たので
驚いたが、
私の楽園は
こんな所で終わっちゃいけないと思った。
"Good Midnight!"
その人は私に全てを教えてくれた。
世の中のこと。
経済のこと。
自然のこと。
ある峠のこと。
行き場のなかった私が
初めてこの世界に
楽園の中の楽園を手に入れた。

4/30/2026, 2:29:10 PM