頑張って生きる一般人さん。

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放課後。

蝉が鳴く真夏。

今となっては使われていない音楽室で、

君はピアノを演奏する。

曲名は無名。

そう、勝手に僕は名付けている。

聞いたことが無い旋律が、僕の耳に届く。

腰くらいまである、長い黒色の髪を揺らして、

君は激しく、かつ、美しく音色を奏でる。

話したことなんて一度もない、そもそも違うクラスだし。

でも、彼女の音楽はとても好きだ。

なんだか、音が生きているような気がするから。

〜君の奏でる音楽〜

8/13/2023, 7:37:27 AM