霜月 朔(創作)

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子供のように



ずっと見詰めてきた、
近くて遠い貴方。
こんなに側に居るのに、
手の届かない二人の距離。

貴方の胸に顔を埋め、
子供の様に、
声を上げて泣けたなら。

貴方の首元に抱き付き、
子供の様に、
素直に甘えられたなら。

貴方の瞳を見詰めて、
子供の様に、
はっきり好きと言えたなら。

私はどんなに満たされるでしょう?

そんな願いは、
心の奥に仕舞い込み、
鍵を掛けて。

私は、ただ。
只の友人として、
静かに微笑むのです。

10/13/2024, 6:16:05 PM