NoName

Open App

 時々、夢で僕に後ろからハグしてくる人は、今の僕を作った人。

 小学生、出逢ったあなたは、僕の一周先を走ってた。同じ人間のハズなのに疑問だった。
でもあなたがネットの前で何度も飛び跳ねボールを叩く姿を見たとき、すべての訳がわかった。
僕より速い訳、あなたに惹かれた訳。

あなたは高く飛んでいるから、僕には高嶺の鷹だった。

 高校生、やっとあなたと飛んだ時、僕は小鳥にでもなれたんじゃないかって高揚。


そんな記憶。

7/17/2023, 7:34:56 PM