名無し

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まず始めに、
私は何度も死にたいと思いながら、未遂に終わり、死ねないがために今を生きているような人間である。
なので、生きていることに理由や意味など特に無いし、死を自ら選ぶことは悪などではないという考えが前提にあるなか、今回のお題と向き合っている。

そんな私が行き着いた生きる意味。
それは、誰かを愛するためだと思うのだ。
ここでいう愛は、必ずしも恋愛的なことではなく
誰かを、何かを、愛おしく思うことや可愛らしく思うこと、を指している。

丁寧な接客の店員さん、元気な声で挨拶をしてくれた子どもたち、そんなどこの誰かもわからない誰かを
愛おしく可愛らしく思うたびに、ほんの少しだけいい日になる。
ほんの少しだけ気持ちが前を向く気がするのだ。

理想論なら、架空だろうとなんだろうと、
いくらでも言えるので、恥を忍んで言わせてほしい。
きっと、私も誰かに、愛おしさや可愛らしさを与えているのだと思っている。

人間同士は近づきすぎると、良くない感情を抱くことも多い。と同様に、
離れていればこそ、一部分だけを見ることができ、可愛らしく思うことも多いと考える。

だからこそ、赤の他人を愛おしく思い、
赤の他人に愛おしく思われているのだろう。
相手にも伝わっていないし自分にも伝わってこないが
きっとそうだと信じている。

そうやって、自分も含め、人間は支え合っているのだという
馬鹿だとも思える理想論を今回は生きる意味としてみようと思う。

4/27/2024, 11:06:08 AM