2人で一緒に買い物に行った。
私達はよく絵を描くから画材を買いに行ったり、化粧水とかも買いに行った。
手を繋いで店内を歩いている時、とあるコーナーが目に入った
それを見てた私はこう呟いた
「日記帳…?」
その声に反応したのか、彼はそのコーナーで止まって日記帳を見ることにした
「へぇこんな種類あるんだぁ、これ可愛いね」
と言って淡いピンク色の日記帳を手に取って私に見せる
「これ、海暗にピッタリだと思うなぁ。」
なんて満面の笑みで言うから私は手で顔を覆いつつ
「あ、ありがと…」と聞こえるか聞こえないかのギリギリラインの声で言う
そして私はコーナーに再び目を向ける。
あ、これは君に似合いそうだ。
黒と白を基調とした表紙だけど、金色の星の装飾が派手にならない程度に散らばっている。
それがどこか君に似合っていて私は顔を上げて言う
「これ、貴方にぴったりじゃない?どうかな?」
そういうと嬉そうにこちらを見つめて、
「いいね、ありがと。」と言う。
喜んでくれるのが嬉しくて、私は顔を紅く染める
それをすぐに察知した君はバッグからスマホを取り出して連写する。
「海暗、めっちゃ可愛い」
恥ずかしいからやめて、可愛い可愛い言ってくれるのは嬉しいけど。
私はスマホを持つ手を掴んで恥ずかしくなりつつも言う
「…恥ずかしいからさ、今はもういい?後でまた撮りたければ撮って…いいよ?」
これを承諾したのかスマホを直ぐにしまって、会計に行く。
家に帰ると早速私は今日の事を書く。
うーんと唸ってたり、思い出し笑いをしている所を撮られていたが、まぁさっき許してしまったから
しょうがないか。
今日からこれは、君に選んでもらった、私だけの日記帳だ。
8/26/2023, 1:39:52 PM