きゅっ、と、君の体温君の手のひらはあったかいんだね雨で濡れてる傘の柄に手を添えた私の手の甲に手を添えて、きゅっ、ぎゅっ、と君の知らんふりして歩き続ける君の横顔が微かに笑っててその目が地平線の果てまで優しくて灰色の世界が水玉で溢れた青い匂いに、君の匂いが重なったもうすぐ、傘をしまう頃
6/3/2025, 6:40:11 AM