1年後
僕は不老だ。
中学3年生をずっと繰り返している。
不死なのかはわからない。死にかけたことは、
有難いことに何十年と生きてきて1度もない。
「かあっアツいね、あの2人」
今年の同級生の中では一番の友達であろう中田が、
学年1の美男美女カップルを軽く冷やかしている。
学校の設備はここ最近新しくなった。
去年のような暑苦しさはなく、とても快適だ。
あそこで何か話している2人の名前は覚えていない。
去年の5月、付き合い始めたという噂を耳にした記憶がある。もうだいたい1年か。というか他学年のなかでも有名な人なのか、あの2人。
そして、その2人が今は同級生。未だにこの感覚は慣れない。実に奇妙だ。
「あの人らの名前なんだっけ……」
「勇斗、そんなことも知らないのかよ、紬(つむぎ)と朝陽(あさひ)。」
「高校にいっても、付き合ってるのかな、あの2人。」
「付き合ってそうじゃない?割と相思相愛」
僕らの学校は中高一貫のため、中3はゆるゆると気楽にやっている。今いる殆どの仲間が、本当なら同じ高校に行く。羨ましさはもう失くなっている。
「もし高校まで付き合ってたらさ、付き合ってるよーって、僕に報告してよ」
「なんで??」
「えー、他人の恋愛事は人から聞くのが一番だと思ってるからさ」
中田には僕のことを、高校に行っても覚えていてほしい。
そんな淡い願望を込めてそういった。
「わあったよ笑」
「」
べりーべりー途中
「」
5/14/2026, 10:24:30 AM