闇に紛れて。そうすれば何も気にすることはないのに。何も見えなくて、互いの声しか聞こえなくて。でも心許せるときにはパッと照らされて。そんな便利な太陽が一人ひとりにあったらいいのに。
見た目に気を病み、周りと比べ、落ち込む必要はなくなるから。
闇の中に一人座ってぼぉっとしていたい。誰とも関わりたくはないからさ。…なんてね。一人じゃあ、寂しいよ。たまには話し相手だって欲しい。でも自分からは話しかけにはいかない。いけない。だって向こうが自分を求めていなかったらどうする?自分から話しかけたくせに話が続かなかったら?つまんなかったら?常に受け身で生きていたい。根本は相手にある。どうするも勝手だ。悪魔で相手に判断を委ねる。
暗い中でひっそりとしていたい。生まれたときからそれならば。友というものを、娯楽を知らなければ良かったのに。…ならば生きる意味はあるのか?生まれてきたことすら無駄ではないのか?
…これでは母親に申し訳ない。ごめんなさい。何も取り柄がなくて。ごめんなさい。見た目に優れているわけでもなく、話が上手いわけでもなく、頭が良いわけでも、運動が出来るわけでもなく、何も秀でたものがなくて。勿論、貴方はそんなこと思っていない。そんなことないでしょう、って励ましてくれる。温かく包みこんでくれる。
でもそのたびに胸が痛む。100%の努力なんてしていないから。自分は駄目だと分かりつつも、努力が出来ない。期待をされているから、嫌、されていなくても自分が自分に期待をしているから。辛い。苦しい。どうしてこんなにも学生が向かないのだろう。いつの時代なら馴染めた?
温もりを知ってしまっているから、自分より上をみあげてしまったから。暗い闇に包まれて、そっと消えてしまいたい。
10/28/2024, 1:28:08 PM