【愛を叫ぶ。】
堤防に腰かけて海を見る
俺はすくっと立ち上がり
「おまえが好きだぁー!」
間髪いれずにニーキック
隣に座っているのは一月前から付き合い始めた俺の彼女っ!
いわゆる幼馴染みで、幼稚園の頃から一緒だった
昔は取っ組み合いの喧嘩をしていた関係だったが
中学生になった頃には好きになっていた
今さら何て言っていいのかわからなかった
だけど、一度抱いたこの気持ちは押さえられなかった
短気な俺は思いきって告白をした
それを聞いた彼女は悪ふざけかと思ったのか、
初めは苦虫を噛み潰したような顔をしていた
話を理解するのにたっぷり小一時間かけで説明をすることで
ようやく彼女は俺の話を信じて、そして頷いてくれたんだ
ああ、世界はなんて美しいんだっ!
俺は浮かれていた、そこで冒頭の魂の叫びだった
足をさすりながら彼女の隣に座り直す
すると彼女はすっと立ち上がって両手を顔の横に構えた
「私はー幼稚園の頃から好きだっつーの!」
5/11/2026, 1:46:04 PM