【終わらせないで】砂利道を鳴らしながら僕の手を引く従姉妹のねえちゃんワンピースの小さな花柄が潮騒に滲んで、思わず立ち止まる紅い夕暮れ、アブラゼミがヒグラシに代わって、僕の夏は明日ここへ置き去りになる「ね、来年もまた来るんでしょ」幼い僕にはとても永い時のように感じてしまうんだ。だから、終わらせないで。
11/28/2023, 6:01:05 PM