私は、目を覆う。
天才と呼ばれる、同窓の友は眩しかった。
彼ほど優れた才を有する人を、私は知らない。
きっと、代々、これから私の子孫は彼の子孫に仕える事と成る。
何故か、そう確信した。
魅せられるとは、将にこの事だ。
私は、分かっていた。
彼の側に居るのなら、身を削ると。
しかし、彼に仕える事以外、彼に従う事以外、考えられなかった。
だから、私は歴史に遺らぬ天才に仕えたのだった。
私の子孫に問う、彼の子孫に仕えているのか。
「ええ、仕えて居ますよ。
今でも尚、私は彼の子孫に仕えて居ます。
あの時から一度も途絶える事無く、失脚も、没落も、乗り越えて。」
1/24/2026, 10:10:26 AM