題 ススキ
風に揺れるススキ
無限に揺れる夕日に照らされたススキを見ていると
黄金色に優しいススキに、紫色の、ピンク色のヴェールがかかっているようで思わず微笑んでしまう。
1日の時でも1番優しさに溢れる時間を目撃してしまったようで、
ただただ私の髪を揺らす風は癒しの風に感じて
空気の香りも少しだけ夏よりも重いような、秋の香りをまとっていて、
わたしはそこから動けなくなる。
その光景から離れたくなくなる。
その優しい空間にいつまでも存在したいと思う。
少し経つとピンクも紫色も次第に濃い青色に変わっていって、藍色に変わってくるんだ。
黄金色のススキも影のように色を落として行く。
今日この時間に、立ち会えて良かったな。
私はそこではたと思う。
1日のステキな時間に気づいて立ち会えたなんて、なんて幸せなことなんだろう。
私は、さっきの美しい空間をしっかり目に焼き付けて、ずっと忘れないでいたいな、と思った。
11/10/2024, 10:49:10 AM