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私の道に迷い惑いは必要ない。

そのはずだったのだが、
割り込むように途上に次々現れて、
巻き込まれているうちにな。

どちらも何かと歩みが不得手で行く末曖昧、
奇妙な区切りで散歩と称して行方不明だ。

私だけなら見捨てもしたが、
予想と異なる突飛な未来は
道中を彩り咲く花のように
腹も立つが愉快でもある。

所詮は道など通り道、
その道すがらを愉しむのも悪くはない。
例えそこに私の席はなくとも、
連れ立つことの豊かさに私は深く感謝している。

もっとも私はその間も己の歩を垂らしているから、
うかうかしてるとお前の詰みだが。

『この道の先に』

7/3/2024, 2:14:54 PM