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冬の足音
朝の寒さで目が覚めた。
窓の外に目をやると、一面雪景色。
これは雪かきが大変だ、など呑気なことを考えていたら時計は6:30を指していた。
寝坊だ。
急いで化粧品やら必需品を鞄に詰め込んで駅へ走る。
目の前でドアが閉まった。
あー、もう遅刻確定じゃん。
少し高いがタクシーに乗った。
皆勤賞を逃すよりよっぽどマシだ。
タクシーの中で化粧やらなにやらを済ませる。
学校前に着いた。
だが思いの外早く着きすぎたから学校の周りを徘徊していると、まだだれにも踏まれてない空き地があった。
周りを見渡してから雪を踏み締めた。
あぁ、冬が来たなー。
雪を踏み締めながら校舎へ向かった。

12/3/2025, 12:56:47 PM