久しぶりに太陽が雲の間から顔を覗かせた朝
鳥達の声もいつもより高めな気がして
いつものように目を擦りながら洗面所に行く彼女を見送って
彼女の朝ごはんの支度をしてる
窓を全開に開けて籠った夜の空気を外へ逃すと
愛猫たちも背伸びをして目を覚ました
愛おしい人がスッキリした顔で私に背伸びして近づき
朝の挨拶をする
長い髪に指を通して抱擁し唇に触れる
ありがと。と言って振り返る
その後ろ姿を見ていると
朝の気持ちのいい風が
彼女の長いサラサラの髪を優しく撫でる
こんな毎日がたまらなく愛おしい
そう思いながら彼女の為に
今日もパンを焼く
5/29/2025, 12:23:12 AM