NoName

Open App

君と見た景色

前説

ビー玉、ベーゴマ、風船ガムにニッキと
えーと、それから、メンコとおはじき…
あっ、そうそう竹とんぼ、ゴム飛び、紙飛行機、やったわやった、なつかしいなぁ!みんなは、いくつ知っている?(笑)じっさいニッキは苦手だった笑笑 

でっかい夕日を背中にしょって
影踏み遊びの子供が走る
涙で乾いた頬ほころばせ
明日に向かって一直線に

ねぇ君 ぼくはこう想うのさ
人生なんて紙芝居だと
涙も笑顔も続きは明日
時って言う名の自転車こいで

やさしさは紙芝居 そして誰もが主人公

三角定規を心にあてて
真っ直ぐ君へと線を引きたい
陸橋海山渡って君が消えても
あとには確かな絆が残る

ねぇ君 ぼくはこう想うのさ
人生なんて紙芝居だと
白くて大きな愛の塗り絵を
笑いや涙の絵の具で染める

やさしさは紙芝居 そして誰もが主人公…


「やさしさ紙芝居」   作詞 松本隆

本日は前説からいきなり本題へ(笑)

1980年のヒットドラマ第2シリーズの主題歌。「僕のセンセーは〜ぁ♪」の後のやつです。本当に、まんま私の心を表現していると思う詩で、またまた松本隆さんは神々しいと思ってしまう作詞家の御一人です。松本隆さんは、秋元康センセーと同じで、お金の計算しながらこんな詩を、スラスラリと書けちゃうような雰囲気が、あるのがまた、人間臭い魅力でプロなんだよなぁという思いと共に大好きな作詞家であります。今回、リスペクトオマージュ引用は、何時もの通りの素人鼻歌替え歌になっておりますれば、どの部分が替え歌詞なのか当てていただけると楽しく思います。そして、その替えた部分にこそ、想いがこもっていたりします。まあ、所詮「虎の威を借る狐でござんす🦊♪」忘八の商売と云う汚れた土の上にスックリと風に向かって立つ葦でありたいが信条。

「物事、商売でも立ち上がりに勢いをつけるには、虎の威を借る狐になること!」は商家に伝わる極意で御座いますれば、悪しからず(笑)


さて、「やさしさ紙芝居」に戻りまして。
熱中時代を君と観たのは、何年前だろう?いや、一緒に観てなんかいないんだ、育った場所が違うから、その時代のお互いを、ぼくらは知らずに育った。でも、ぼくは君と一緒に観たって確信するんだ。だって、ぼくら同じ時間を似たような環境で育って来たから。

ぼくも、公園に母さんは迎えに来なかったし、君も来なかった。いつかそんな話をしたね。ぼくは両親を亡くしたし、君は商家に両親を取られてた(笑)ちょっと違うけど、ひとり夕日の太陽と駆けっこして帰った記憶を胸に仕舞ってた。婆ちゃんの、おばんざいが大好きで、別にひとりで帰る帰り道を恨んでもいなかった。君とぼくはソールメイトだった。

だから、300キロ離れて居ても君とぼくは同じ景色を同じような心持ちで見ることが出来る。

よく喧嘩するけど、昔のテレビや映画や音楽が始まると意気投合して、笑っている。

ぼくの過去にも君の過去にも互いに居なかったけど、ぼくら同じものを見て育った。

君と見た景色。

笑い涙し夕焼けを背負って走った子供時代は、また明日で、くるくる回った。そして誰も皆、青春と云う名の物語の主人公になって頁をめくる。

↑の「…誰も皆、青春と云う名の物語の主人公である」という言葉も、大好きな物語の引用で私はこのフレーズが好きなので、未だによく使います。全文は、こんな感じ「笑い悩み日々を懸命追い生きる人は皆、青春と云う物語の主人公である…」だったかな。今日、この文章を打ちながら、その作家の事を想い検索しましたら、2018年に御逝去されていらしたことを知りました。私の少女期を彩っていただいた作家さんの御一人でした。あなたの連載を楽しみにし、発売日には友達と本屋に駆け込んだあの日、夕焼けに染まる公園のブランコで一人読んでいた、あの煌めきを忘れない。

今日知った、あさぎり夕さんのご冥福を心よりお祈り致します。

あさぎり夕様、星になられたのですね、合掌

                 心幸 



令和7年3月21日         

     

後書き

涙が、こぼれないようにするには、上を向いて歩かなきゃ駄目なんだよ(笑)日本人なら誰でも知ってる歌だよ歌ってみ🤣🤣 足元の小石に躓いて倒れても、何かを掴んで立ち上がればイイんだよ、差し出された手の力強さは生涯の宝になるのよ🤣🤣 傷つくことを怖れなーい😛

「空が落ちている」って表現が、い かにも厨二病だと思ったけど、世間を見た気になってる引きこもりより、多少世間を見たんだろう金髪JKの方が賢いと解る文章がなかなか良かった🤣 空が落ちればイイの〜♪ってその昔勝手過ぎるわ悪魔か!って突っ込まれてたよねぇ🤣🤣 亡くすということを知らない人が書いた文章は、駄目だね。「先に逝く あとに残るも同じこと 連れてゆけぬを 別れとぞ思ふ」家康さんの辞世の句でも味わって、同じ痛みを先に逝く人も、残る人も分け合うのだと云うことを学んでください。人間は二度死ぬと言った人がいました。一度目は自らの肉体の死、二度目は、現世の人の記憶から消え去った時の死です。どちらも正解なんですよ、どちらも悲しみを癒す為の優しさですから。近しい人の死の悲しみに直面すれば解ると思います。経験こそが優しさを教えますね(笑)

3/21/2025, 11:49:53 AM