ふたりだけの秘密
俺は美空。高校1年生。俺には高3の兄がいる。中学では兄弟と知られていたから良かった。でも俺は初日にしくじってしまった。学校で「先輩」をつけずに「りん」と呼んでしまった。すると俺の兄に憧れていた高2の先輩方にいじめられた。その時の俺の格好は黒ぶち眼鏡に黒マッシュそして目を前髪でかくしているパットしないやつだった。でも日に日にいじめはエスカレートしていくばかりだったそんなクソみたいな日々のなかに希望の光が見えた。高2の先輩にカツアゲされているところを同い年の女の子が助けてくれた。先輩は「ちっ」と舌打ちをして逃げていった。その女の子は透き通った声で「大丈夫」と言ってくれた。女の子は透花と言った。透花とはこのことをきっかけに仲良くなって休み時間はだいたい一緒に過ごしていた。そして先輩たちは高3が注意をし、俺のいじめはなくたった。2月期になり委員会を決めることになった。俺は飼育委員になった。おれたちの学年は2組までしかなくその中でも飼育委員はクラスから1人ずつのレアな委員会だった。そして嬉しいことに透花も同じ委員会だった。放課後カメの世話をしているとき透花が突然「私美空のこと好きなんだよね。」と言った。そして「眼鏡取ってみて」と言われたので取ってみた。すると透花は「うわーきれいなオットアイだ。」と言った。そう俺は片方の目が青でもう片方が黄色だ。それを小さい時「気持ち悪い」と言われそこから目を隠すようになっていた。そのことを周りに話さないでほしいと言うと「このことは二人だけの秘密ね」と言われた。俺はこの二人だけの秘密をとても気に入っていた。
5/3/2024, 1:17:36 PM