現実逃避。
こんな仕事やってられるか!
もう嫌だ。
辞めた!!
事務所の仮眠室。
ドアを開けるやいなやベッドにダイブした。
現実逃避だ。
僕は目を閉じた。
すると暗闇に包まれた。
「とにかく落ちつけ、頭を冷やせ!お前は本当に仕事を辞めるのか?」
しばらくすると僕に心の声が聞こえてきた。
「ああ、もうこんな職場になんの未練もない。辞めるよ」
僕は呟いた。
「次に行くアテはあるのか?」
「いや、ない」
「じゃあ、どうする?」
「貯金があるし、しばらく休むよ」
「そうか。君の気持ちは良く分かるよ。ところでこの職場はセクハラやパワハラはあるか?」
「ない…」
「前の職場に比べて待遇は悪くなったか?仕事内容はしんどくなったか?」
「いや、前は派遣社員だったが今は正社員。給料も上がってる。ライン作業で周りに迷惑をかけるからトイレはいけなかった。でも今は自由に行ける。事務所で飲食もできる」
「それなら続けた方がいいんじゃないの」
「そうだなあ…」
「いいかい、酷い嫌がらせや度を超えた仕事のプレッシャーで身の危険を感じたら、すぐに逃げろ!!転職は何回も出来る!だが、命は一つしかないんだ。死んだら終わり…」
「分かったよ…」
「分かったら仕事に取り掛かれ!終わったらご褒美に何か買いなさい」
「そうするよ…」
僕はベッドから起き上がった。
再び闘う為に…。
何かあれば取り敢えず冷静に考えよう。
3/1/2026, 4:58:58 AM