子供の頃に親戚の子たちと遊んだ海辺に来た
波音に耳を済ませて
懐かしい日々を思い出す
自分よりも田舎に住んでいた親戚の子たち
池や裏山、海辺が遊び場だったらしい
自分と違って運動神経もすごかった
はるか時を経て
今はみんな大都会へ旅立ったと聞いた
自分は生まれ育った街にずっと残っている
大都会には彼らが生まれ育ったような場所はどこにも無いだろう
環境に慣れてしまえば
故郷に戻りたいとも思わなくなるのだろう
削られた裏山
埋められた池
海辺だけがあの頃のままだった
悲しさや淋しさは特に無い
ただ、時が経っただけだ
7/5/2025, 2:15:47 PM