《日差し》僕は日に弱い。肌の病気だと言われた。実際は違った。全く平気だった。日光浴にも行ったし、太陽を見つめたりした。平気だったんだ。僕が弱いのは心だ。心の病気だったんだ。だから、日にも当たれない。だから、誰とも喋れない。だから、何も感じない。「ねぇ神様、なんでこんなことするの?」僕は暖かい日差しを浴びて無気力に笑っていた。消えかけの心とボロボロな体で。
7/2/2023, 10:56:22 AM